知り合いの御主人が体調悪化、体重が36kgしかない、と聞いた。
痩せ細る一方だと言うからもう長くは持つまい。
しかし、奥さんは御主人が元気になるようと、甲斐甲斐しく世話をしている。
昔なら60歳と言えば老人だったが、一〇〇歳の人がザラに健在の今の社会ではまだ若者と言えよう。
本人も奥さんももっと生きたいと願っているが、果たしてどうだろうか。
彼女の悲しむ顔を見たくないから、ぜひ復調してくれることを願う。
しかし一方ではこんなニュースがあって驚いた。
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東海道新幹線、線路内に立ち入った人と接触 静岡
2020/8/2 23:29 (2020/8/3 7:17更新)
よりによって新幹線、それも「のぞみ」に身投げしたようだ。
そんなに死にたいなら、その寿命を他の人に分けてくれ! と叫びたいような気がする。
微妙で色々考えさせられるのは先日の、
京都ALS嘱託殺人
である。
これは2019年11月30日夕刻、ALS(Amyotrophic Lateral Sclerosis 筋萎縮性側索硬化症)患者の林優里さん(当時51)が自身の依頼により、宮城県名取市でクリニックを開く大久保愉一容疑者(42)と東京都港区の山本直樹容疑者(43)によって死に至らしめられた。
という事件であり、大久・山本両人は2020年7月23日に嘱託殺人容疑で逮捕された。
女性に意識や聴力がある状態で視力を失う「完全閉じ込め症候群(TLS)」の状態になることを恐れての事であろうと思う。
しかし、死ねば本当に楽になれるのだろうか?
例えば、その完全閉じ込め症候群(TLS)状態になったとしたら、他の人からは寝ているようにしか見えない。死後の世界も生きている我々が関知できないだけで、本人にとっては沈黙の絶望的苦悶が果てしなく続いている、かもしれない。
死ねば楽になれる、と考えるのは、短慮である。
だからまぁ、そう考えると、月並みなセリフだが、
生きている今を大切に生きよう、
と思うのである。
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